「本当の人生」にもっとも必要な夫婦関係の見直し 一度目や若い頃の結婚は「偽りの自己」が決めがち

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あるいは、本当の自分に戻った際に、話が合うのか、気が合うのかも重大な問題です。以前なら、会社に行っていたり、子育てで忙しかったりで、顔を突き合わせていなくても済んでいたものが、仕事がなくなり、子どもも巣立ってしまったりで、夫婦2人の生活が始まると、話が合わない、気が合わないが顕在化します。

久しぶりに夫婦でフレンチを食べに行っても、さっぱり話が盛り上がらない、旅行に行っても気詰まりだということもあるでしょう。この人とずっと一緒に食事というのは嫌だとか、旅行に行く気がしないということもあり得ます。

本当の自分に戻るということは、理性とか理屈とか世間体の世界から、感性の世界に戻るということでもあります。そういう本音の自分に戻ったとき、この人じゃ無理ということが往々にして起こり得るのではないでしょうか?

打算や世間体で相手を選ぶと……

一般的に一度目とか若いときにした結婚というのは、「偽りの自己」が選んだ相手との結婚になりがちです。

女性ならしっかり家庭を守ってくれそうとか、場合によっては政略結婚とまでいかなくても、この人と結婚したら出世の足しになるなどという計算で結婚する人もいるでしょう。

あるいは、ルックスがいいから結婚するという場合もあるでしょうが、この場合、連れて歩くとカッコいいとかいう世間体を意識していることもあります。

男性なら3高の人がいいということになるのでしょうが、これも生活の安定とか、やはり世間の目を気にしてということが得てして背景にあるようです。

あるいは、親が喜ぶとか、上司が勧めるというのもあるでしょう。つまり、気が合うとか、一緒にいて楽しいとかいう理由だけで選ぶというケースは決して多くないのかもしれません。

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