「本当の人生」にもっとも必要な夫婦関係の見直し 一度目や若い頃の結婚は「偽りの自己」が決めがち
最大の障害になりうる配偶者の反対意見
定年や引退、子育ての卒業などで、人生の次のステージが始まる際に、本当の自分で生きていくためには、人づきあいの見直しも必要です。
出世のために、保身のために、この人とつきあっていなければならないと思っていた人については、その必要がなくなれば、無理につきあう必要はありません。本当の自分が楽しくつきあえる相手とだけ、つきあえばいいということになります。
その中で、もっとも見直しが必要だと私が考えているのが、夫婦関係です。本当の自分として好きに生きたいと思っても、世間体が悪いと真っ先に止めに入るのは、多くの場合、配偶者でしょう。
あるいは、残りの人生はラーメン屋めぐりだの、ワイナリーや酒蔵をめぐって暮らそうと思っていても、身体に悪いと言って止めにくるのもやはり配偶者(子どもの場合もあるでしょうが)でしょう。
歳をとったから異性とフランクにつきあいたいというような場合でも、必要以上に嫉妬したり、怒ったりするのは配偶者ではないでしょうか?
あるいは、これからは老後の蓄えのつもりで貯めたお金を、楽しみのために使おうとする際に、ブレーキになるのも配偶者のような気がします。それで残りの人生、ずっとがまんできるのかを考える必要があるということです。
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