若者たちが「脱原発」を訴え経産省前でハンガーストライキ、ツイッターで広がる賛同

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 また、期間中に野田佳彦首相や枝野幸男経済産業大臣宛の請願書を経産省に提出する考えで、(1)上関原発など新規原発建設計画の白紙撤回、(2)福島県内や周辺地域住民の健康管理や避難後の生活面での保障、事故による損害の補償、(3)原発再稼働検討前に、原発の危険性と事故の責任の取り方を全国民に説明すること、(4)原発輸出の廃止、(5)原発、(高速増殖炉)もんじゅ、再処理工場など原子力施設の廃炉及び省エネ・自然エネルギー社会に向けた方針への転換--を求める。請願者名には岡本さんら4人のほかにも、20人の若者が名を連ねる。

ツイッターで集まる賛同者

ハンガーストライキ、という身体を張った抗議行動はともすると、パフォーマンスとも受け止められかねない。実際、最年少の関口さんは「命を粗末にする形の表現方法はどうなのかな、と悩んだ」と話す。静岡・浜岡原発と同じ東海圏の名古屋出身の関口さんにとって、原発はつねに脅威だった。が、「これまでは何もせず、結局は原発(維持)に加担していたのと同じ。原発をやめたいと思っているだけではダメで、思いを発信することが必要だと思った」

実際にはハンガーストライキが「向こう見ず」な行為でないことは、声をかけた岡本さんがいちばんよくわかっている。“実績”があるからだ。

幼なじみの影響もあり、2年ほど前から原発問題に関心を持った岡本さんは京都の大学を辞め、新規原発の開発が進む山口県へ移住。現在は漁師の手伝いをしながら、建設中止を求める運動に力を注ぐ。

今年1月には山口県庁前で、上関の埋め立て工事中止を求めて、米原さんら仲間5人と10日間のハンガーストライキを実施。厳冬の中、布団にくるまりながらの活動となったが、その様子がツイッターなどで広まり、多くの人が応援に駆けつけた。
 
 山口県庁経由で全国から1000通を超えるファクスも届いた。「メディアの報道よりも、一般の方々が関心を示してくれて、深く考えてくれたのがうれしかった」(岡本さん)。

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