日本の「C型肝炎」は、3年ほどで撲滅できる 特効薬第2弾が承認、ギリアド社長に聞く
治療期間はこれまでの4分の1に
――発売済みのソバルディはどのような点が画期的なのか。
これまでの薬とは、作用機序(薬効をもたらすメカニズム)、有効性、治療方法の面で異なっている。ソバルディの作用機序は世界唯一のもの。ソバルディは、C型肝炎ウイルスが遺伝情報を持つRNA(リボ核酸)に入り込み、RNAの伸長を止め、ウイルスの増殖を強力に抑える。
臨床試験では、96%の患者でウイルスが除去され、高い有効性を得た。治療方法においても、従来はインターフェロンという物質の注射で半年から1年間通院しなければならなかったものが、飲み薬によって12週間で治療できるのは大きな改善。
この3つのポイントによって、厚生労働省からも画期性加算(薬価算定において画期的な新薬に価格面でプラスの評価をすること)をいただいた。


















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