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70歳を越えたら実践すべき5つの「お金の作法」 シニアにとって大切なのは「足るを知る」の境地

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  • 中山 庸子 エッセイスト、イラストレーター
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正直、母が亡くなったあとの様々な手続きは、想像以上に大変だったけれど、こと預金に関しては口座が一本化されていたので、助かりました。

で、同じころ、夫と経営していた会社の通帳を娘たちに渡し、「経理のおばちゃん」から卒業した流れで、自分個人の通帳も整理しました。

残した通帳の銀行も、スマホアプリで口座の流れをいつでもチェックできるように(指導を受けながら)設定したので、ラクラク安心です。今は、銀行の店舗も減る一方で、最寄りの支店でもかなり遠くなっちゃったから、そういう意味でも通帳やめられたのはよかったかな。

ちなみに、私の経歴として途中までが共済年金(公立高校の教員だった)で残りが国民年金なので、正直なところ両方合わせてもそれで月々まかなえる額にはなりません。ただ、そのことが分かっていたので、働き盛りの頃に「年金型」の保険には入っておきました。当時は「ずっと先のこと」と思ってましたけどね。

浪費対策は「クレジットカード」を使わないこと

70オーバー世代にとっては、やはり現金の安心感と使いやすさの感覚は、今さら変えようがない気がします。そして、カードで買うことの警戒心も、それなりに強いと思います。

それもあって私の節約術は「できるだけカードを使うのをやめる」なんです。

例えば、ショップでセールになっているなかなかおしゃれなシャツを買うとすると、財布の中の1万円札を崩さなくちゃならない。できれば、ここで崩したくないな……。

この「……」の時間に冷静になって、色は違うけど似ている感じのシャツ持っているじゃない! と思い出す。買わずに済んでセーフ!

もちろん、本当に目を奪われるほど気に入ったとか、ずーっと探してたイメージ通りのシャツだったら、1万円崩しても構わないんです。セールが罠、半額は悪魔のささやき(笑)。

これがカードだと、あれこれ葛藤する間もなく買えちゃうから、セーフティネットが働かないということです。

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【モノを買うときは必ず実物を見る】

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