「せっかち」な性格をチーム仕事に活かすには? チームに対して「安心感を与えられる人」になる

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これは人や時間だけではなく、ノウハウについても同様です。

自分で学ぶことも大事ですが、お金を出してセミナーに参加してノウハウを買ったり、専門家へ依頼したりすることで、目的達成までのスピードが加速します。

「自分でやる」以外の方法を選ぶことが「最短ルート」になることもあるので、頼る、教える、お金を出すといった手段があることも、忘れないようにしたいものです。

自分のことは後回しにしてみる 

「自分のことは後回し」だなんて、他人のペースに合わせるのが苦手なせっかちさんにとってかなりの自己犠牲で、矛盾していて、勇気のいる行動だと思います。

でも、これも仕事の進捗を重視するための戦略です。

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あなたがもしチームリーダーの立場だったら、先にメンバーに対してできることをやって、そのあと自分の作業に取りかかるという順番をおすすめします。

結果的に、このほうが効率よく仕事を進められるからです。

「判断待ち」の時間が減れば、メンバー全員が早く着手できるので、結果的に仕事全体が早く回ることになりますし、「リーダーは常に自分たちのことを真っ先に気にしてくれる」という信頼感も得られるでしょう。

後回しにすることで自分の作業の着手は遅れてしまいますが、どうせ自分はそのあとせっかちに行動して、なんとか間に合わせるだけのスピード感を持ち合わせているのです。

私も立場上、仕事の合間に頻繁にメンバーからの報告、壁打ち、相談ごとなどでチャットに声がかかりますが、よほど急用でなければ自分の作業は手を止め、対応するように心がけています。

せっかちな自分にとって何が一番望ましい状態なのかを考えると、「自分の仕事だけが最速で進んでいる」状態よりも、「プロジェクト全体が効率的に回っている」状態をつくることのほうが、ストレスが少ないのです。

一時的に自己のニーズを後回しにしても、短い時間で仕事を終わらせようとするモードになることで逆に仕事に集中でき、生産性が上がることも期待できます。

ハラヒロシ クリエイティブディレクター・デザイナー

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はらひろし / HaraHiroshi

クリエイティブディレクター・デザイナー。デザインスタジオ・エル代表取締役。1975年長野県須坂市生まれ。少年時代から「伝える」ことに関心を持ち、学校で自主的に新聞を発行したり、マンガ誌の公募に応募したり、広報を学んだりするなかで、伝える手段としてデザインの道を選択。現在の会社で、グラフィックデザインとweb制作を同時スタート。2020年に代表取締役に就任。デザインを通して、あなたらしさを伝えたい。そして、世の中にらしさを増やしたい。そんなことを考えながら、日々仕事と向き合っている。常に何かに熱狂していて、現在はLeica Q2 Monochromでのモノクローム写活に夢中。

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