「せっかち」な性格をチーム仕事に活かすには? チームに対して「安心感を与えられる人」になる
しかし、それはそれで新鮮な刺激ですし、自分にはわからないというちょっとした焦りと知的好奇心を刺激されて、とてもいいことだと思っています。
情報の中には、「普段使っているアプリにこんなプラグインを追加するとスピード化が図れる」とか、「同業他社ではWeb制作のワークフローにこんなガイドを使って効率化を実現している」といった、「時短ハック」も多く含まれます。
せっかちな人は仕事を早く進める技を豊富に持っています。
せっかちノウハウを共有財産にして、チームでその時短ハックを実行すれば、それだけチーム全体の効率化が進みます。
できないことはきっぱり諦める
せっかちな人は、素早い行動力によって「できる」を自覚するのと同時に、「できない」ことを認識するのも早いです。
仕事において、自分の限界や弱点を早く見極め、できないことはさっさと手放して、できることに切り替える割り切りのよさは強みになります。
「諦める」ことができれば、たとえばほかの人に頼ることで空いた時間をほかの作業に使うことができたり、別のスキルを学ぶ時間に充てることができます。
できないことを認めたうえで、なぜできないのかという問題点を特定するほうに気持ちを切り替えれば、修正スピードも速くなるでしょう。
クリエイティブな世界では、とくに属人性に頼る場面が多いです。
私はもともとWeb 制作における営業〜企画〜デザイン〜プログラミング〜保守等すべての工程を一人で行うことが多かったのですが、技術の進歩、業界の成熟とともにいくつかの職能で「自分では無理」と思うことが出てきました。
それ以降、自分一人でなんとかすることよりも、チーム作りを強化するようになりました。
チームのメンバーに、自分にない技術・専門知識を持った人材を入れることで、チーム全体の成果を最大化させることができます。以前は自分一人でこなしていた仕事も、今ではディレクター、ライター、デザイナー、エンジニアと、分業で仕事に取り組んでいます。
「できない」を早めに受け入れることが大事だなと思った、大きなシフトチェンジでした。
一人でこなせる仕事・キャパシティには限界があります。
年齢とともにパフォーマンスは落ちるもの。自分でやることにこだわりすぎていると、いつまでたってもその業務から抜け出せないという弊害もあります。
長期的に見たら、「自分でやったほうが早い」「教える時間がもったいない」という考えは自分の成長を止めてしまいます。
たしかに教えるのはすごく時間がかかり、面倒なことですが、部下・後輩が成長してできる人が増えたら、チームとしてのキャパもパフォーマンスも何倍にも膨らみます。リーダー・先輩としての自分自身も評価されるのです。
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