年収3000万円、求む強烈なリーダーシップ--発毛クリニック「リーブ21」が次期社長を公募
社内を見れば、十分に次の次くらいの社長候補はいるだろう。ただ、年齢や経験値の不足が大きい。次期社長としては、より広い範囲から、有能な人に来てほしいと願っている。ユーシンの件を見ていても、公募することでいい出会いがあると期待している。ヘッドハンターに頼むと、採用の基準は経歴という実績だけだ。もっと経営者としていろんな場面で通用する人に来てほしかったので、最初から(ヘッドハントは)選択肢に入ってなかった。
--求める人物像や条件、待遇は。
待遇としては、年収3000万円以上を保証する。求めるのは強烈なリーダーシップを持った人物だ。「素直」「本気」「感謝」の3つの心を持っていれば、十分そういった能力はあるだろう。あとはマネジメント能力だ。
経営者としての実績は特に求めていないが、人生と仕事がイコールで結ばれていなければならない。仕事は仕事、人生は人生と分けて考える人は経営者として不向きだ。私も大した能力を持っているわけではないが、この素直、本気、感謝ということについては人後に落ちないとの自負はある。企業としての規模は別にすれば、ソフトバンクの孫正義さんは経営者として、人間性や経営の手法、従業員との関係性などの点で大変尊敬している。
公募のスケジュールとしては、8月3日に募集を開始した。2000人程度の応募者の中から3回程度の面接を経て、12月までに10人程度の候補者を選定したい。2年ぐらいの試験期間をおいて1人を社長に採用する。あとの人物には、しかるべき部署のリーダーの地位を用意する。
--後任社長の公募は、ワンマン社長の思いつきという批判もあるが。
思いつきと言われれば思いつきだが、気まぐれとは違う。世の中は思いつきで成り立っている。ロケットを打ち上げる、飛行機を飛ばすというのも思いつきだ。まず何か思いついて、行動して、結果をつくっていくということが何より大切だ。今回の公募の件は、会社にとっても私にとっても、極めて重要な選択ととらえており、十分に吟味したうえで公募活動を進めている。