木村拓哉「Believe」があぶり出した元SMAPの現在 木村、稲垣、草なぎ、香取…それぞれの「俳優業」の現実
SMAP解散後は、「きれいのくに」(NHK総合)で「男性はみんなこの顔」という謎の男、「スカーレット」(NHK総合)で白衣を着たがらない医師など、主に助演としてさまざまな役柄を演じ続け、大人の俳優としての存在感を高めている印象を受けます。
幅の広い役柄を自由に演じる3人
次に草彅剛さんは現在、白石和彌監督の時代劇で主演映画の「碁盤斬り」が公開中。また、樋口真嗣監督のNetflix映画「新幹線大爆破」の主演も発表されています。
SMAP解散後は、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合)で徳川慶喜、朝ドラ「ブギウギ」(NHK総合)で服部良一氏がモデルの作曲家、「罠の戦争」(カンテレ・フジテレビ系)で復讐に燃える議員秘書を演じたほか、映画「ミッドナイトスワン」では「第44回日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞などを受賞。昨年末には「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」(NHK総合)でコーダ(聞こえない両親を持つ)の手話通訳士を演じるなど、主演・助演を問わず難役のオファーが殺到し、それに応えることで国民的俳優に近づいているようなムードがあります。
さらに香取慎吾さんは今年、舞台「テラヤマキャバレー」で主人公の寺山修司を熱演。演劇界の巨匠・デヴィッド・ルヴォーの演出などもあって、その演技と歌が称賛を受けました。
SMAP解散後は「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(テレビ東京系)で主演を務めたほか、三谷幸喜さんの舞台「日本の歴史」に出演したり、NHKの特集ドラマ「倫敦ノ山本五十六」でのちに連合艦隊司令長官となる山本五十六を演じたり、バラエティの「誰も知らない明石家さんま」(日本テレビ系)でビートたけし役に挑むなど、自由で振り幅の大きい俳優業が続いています。
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