「昨年の総会の2日前。御社の総会担当者に大株主の1社から電話があった。『明日の午後1時くらいにもう1社の大株主が投票(議決権を行使)する。それを確認してから当社も投票する』と、御社に伝えたと聞き及んでいる。その大株主はどうやって他社の投票を確認したと思いますか」
JALとANAの間で事前合意があったのでは、とさらに切り込んだわけだ。松浦氏は日本経済新聞社の元記者で、経済事件などを取材してきた経歴の持ち主でもある。
答えたのは空港施設で経営企画などを担当している笹岡修取締役。「われわれがそのような認識をしているわけでなく、両者の関係について把握していたりコメントしたりはできない。ご理解いただければ」と述べた。
3つ目の質問も昨年の社長解任に関する内容だった。ただ松浦氏の述べた見立ては、思わず耳をそばだてる内容だった。
プロキシーファイトをちらつかせた?
空港施設幹部は総会に諮る取締役選任案について理解を得るため、大株主の元を訪れた。そうすると大株主の幹部が、「バランスを失した取締役選任案には賛同できない。このまま総会に諮るなら『DBJ』も巻き込んでプロキシーファイト(委任状争奪戦)も辞さない」と言った――。
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