マイホーム探し「中古戸建て」を見るポイント4つ 「持ち家」を望む若い世代に人気だが注意点は?

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住宅ローンでは、年収における年間返済額の割合を返済比率といい、借り入れできる金額が決まってくる。たとえば月々10万円程度なら無理なく返済できる、と考えた場合、年収400万円の人なら十分借りられる金額だ。

返済比率は金融機関によっても異なるが、おおよそ30~40%ぐらいで設定しているケースが多い。

ただしあくまで借りられる上限であるため、必要以上に借りると月々の返済が苦しくなってしまう。無理なく支払える金額は、おおよそ返済比率20~25%とも言われる。「自分たちが返せる額はどれぐらいか」を基準に、物件価格、予算を考えていくことが大切になる。

若い時は良くても……

次のポイントには「生活の変化を考慮して選ぶ」ということを挙げたい。

若い時は健康で、体力も十分にある。駅から遠くても魅力的な物件であれば、「自転車で通えばいい」と考えるのも当然だろう。ただ、人はいつまでも若くない。20代、30代では問題なかった事柄が、年齢を重ねるにつれ、つらく感じる場合もある。「坂が多い」なども同様だ。

いつまでも「同じ暮らしを維持できる」と考えず、「変わる」ことを予想して物件を選ぶよう心得ておきたい。

ローンの組み方にも気をつけたい。

たとえば20代なら共働きで、ペアローンをベースとして購入予算を組み立てるかもしれない。しかし子どもが生まれ、育児休暇中に所得が減ってしまうことも十分に考えられる。自分たちのライフスタイルは「変わるもの」として物件を選んだり、予算を組んだりすることをおすすめしたい。

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