「結婚適齢期は50代」ということもある! ある国家公務員男性の「遅れてきた春」

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8回目のお見合いで結婚相手となる由里子さん(仮名、48歳)と出会えた。筆者が以前に取材したことがある大手結婚相談所によると、成婚する会員の平均お見合い回数は23回。それを基準にすれば、幸一さんは「婚活優等生」である。

真面目に働いている公務員で、見た目も若々しく、性格は穏やかで、「子どもがほしいので30代の女性を希望する」などと言わない。婚活に本腰を入れればモテるのは当然かもしれない。

婚活界最強!「明るくて、おっとり系」女性と出会う

参考までに、お付き合いするに至らなかった7人の女性について聞いておきたい。何が不満だったのだろうか。

「実際にお見合いをしてお会いすれば私の年齢を伝えるので、『年上過ぎる』と断られたこともあります。私のほうからお断りしたのは、キャリアウーマンだったり趣味が忙しい方が多かったですね。趣味が合えばいいのですが、ダンスやコーラスは私には難しいです。仕事をしていただくのはかまいません。しかし、平日の帰宅が夜の9時10時で、休みの日も趣味で出かけてしまうと、一緒に過ごす時間がなくなってしまいます」

晩婚さんには残された時間が少ない。だからこそ、せっかく結婚するならば相手ときちんと向き合って生活したいと願うのかもしれない。

由里子さんとのお見合いは昨年の7月。日比谷公園のレストランで食事をした。世話オバからは旅行好きの女性だと聞かされており、会話は期待以上に弾んだ。

「しゃべり方が上品で、明るくおっとり系の女性だと感じました」

明るくておっとり系! 恋愛・結婚の場で最強を誇る女性のタイプである。自分の話をよく聞いてよく笑ってもらえると、多くの男性は「今日のオレはイケている。すごく楽しい。この女性とはいろんな相性がいいのだろう。また会いたい!」という気分になる。実はその女性は「面白い悪口10連発」が得意だったりするのだが、それを披露するのは結婚してからにしてほしい。

結婚して2カ月足らずの幸一さんと由里子さん。非正規社員だった由里子さんは結婚と同時に会社を辞めて、今のところは家事に専念している。

「私の稼ぎだけで生活できるのであれば、妻には外で働いてもらわなくてかまわないと思っています。新婚生活ですか? いいことも悪いこともありますね」

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