大沼さんは博士課程に進学した4月以降も、引き続き裁判の事務局の役割を担っている。最後まで闘いながら、大学に問い続けていく考えだ。
社会の広い文脈で考える必要
「吉田寮の存続を目指す取り組みはもちろんですが、それだけでなく、この取り組みを通じて、自分たちの置かれた状況をもっと社会の広い文脈で考えていくことも大事だと思っています。
昨今授業料の値上げも取り沙汰されていますが、なぜ学ぶことのお金を個人が負担することが当たり前とされてしまっているのでしょうか。なぜ自治というものが敵視されるのでしょうか。そういう問題は今の社会のあり方とつながっていることを、この間の活動の中で学びました。ただ吉田寮が残ればよいという話ではないと今は思っています。
大学が真に公共的な場所であるためには、話し合いで物事を決めていく自治によって運営され、多様な人々が集い、既存の社会を批判的に思考できる場であることは、重要なはずです。大学執行部の人たちには今やっていることの意味をもっと考えてほしいです」
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