神奈川県知事、外国人向け「二重価格」に否定的 外国人旅行者はお客様、罰金を徴収してるようだ
実行するには工夫が不可欠
高橋弘樹(映像ディレクター、元テレ東P):僕も(二重価格は)あってもいいかなと思うので、気持ちはわかる。昔、中国に行った時に、中国ってまだ経済発展しきる前は、招待所と言って、中国の方しか泊まらない安い宿がいっぱいあった。それを見て別に不公平だなと思わなかったので、為替とかの状況によって、あってもいいのかなと思う。
梅津キャスター:ただ、やり方には色々と工夫が必要なのかなというような気もするが?
高橋氏:そこは本当にCM中にもいろんな議論出たが…。
梅津キャスター:外国人の中にもアジアの方もいるし、なかなかその見た目だけでは日本人かどうかというのもわからないし、日本に住んでるかどうかの区別をどうしていくのかは難しい問題だと思うが。
橋下徹(番組コメンテーター、弁護士、元大阪府知事):僕は「二重価格」は前から賛成だが、ただ、やり方が、外国人の方に高い金額を課すために外国人の確認をするっていうのは、これは非常に問題あると思う。というのは、外国人かどうかっていうのを、どうやって最初にあたりをつけるかというと、見た目でやらなきゃいけない。そうすると、肌の色なのか、髪の毛の色なのか、目の色なのか、と。今のいわゆる西側のその価値観では、それはやっちゃいけない基準で、外国人かどうかということを確認しに行くというのは絶対ダメ。
ではどうしたらいいのかというと、割引をする方、つまり、日本人の確認をしていくべき。日本人の確認も、見た目じゃなくて、IDで確認をする。だから、僕は、マイナンバーカードは全国民に公布して、こういう時に使えるようにする。デジタルで確認できるから。
マイナンバーカードについて、情報漏洩だとか、どうのこうのって言うけれども、デジタル社会にするというのはそういうことであり、「二重価格」は、一定の価格をきちっと、今よりも高めの価格を設定して、日本人の場合にIDでマイナンバーカードを提出した場合には、割引にするってことをやるべきだと思う。
松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):店に入ったら毎回マイナンバーカードを見せるという制度にするということか?
橋下氏:「二重価格」を設定するお店では、ということ。だから、そうではない店の時はマイナンバーはいらない。これは公共交通機関でも全然大いに活用できると思う。