神奈川県知事、外国人向け「二重価格」に否定的 外国人旅行者はお客様、罰金を徴収してるようだ

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松山キャスター:ただ、例えば同じグループのなかで、外国人の方と友達の日本人の方が一緒にいて、料金を分けなきゃいけないとなると結構辛い。

梅津キャスター:日本に在留資格があるかどうかっていうのを確認っていうのを、同じテーブルの中でも、旅行者なのか、留学生なのか、ということで価格が違うというのもある。

橋下氏:そこは、詳細はいろいろ決めなきゃいけないとは思うが、でも、僕は外国人観光客に対しては一定の金額、高めの金額を取るという方向性で制度設計してもらいたいと思う。

梅津キャスター:目の前で料金が変わるというのも含めて、黒岩知事はどんな風にとらえるか。

黒岩祐治
(写真:FNNプライムオンライン)

インフラ整備のために「二重価格」は必要か

黒岩祐治(神奈川県知事):私は非常に抵抗がある。外国人の旅行者の皆さんは、日本人からすれば、日本からすれば、お客様。今までお客様どうぞ来てください、とずっと言ってたわけ。せっかく来てくれた人に、あんたたち、ちょっと高めにとりますと。罰金を徴収してるような感じだ。そういうことで分断するというのは、ちょっと私は非常な抵抗感がある。

橋下氏:でも、これはある意味、外国人観光客に対してきちっとサポートするためには、いろんな行政上のインフラ整備とか、病院にしても、何にしてもいろんな整備が必要なわけで。日本国民は、それは税としてお金を払ってるわけだから、外国人観光客にも税の代わりになるものを払ってもらうという考え方は必要だと思う。

黒岩知事:でも、その日本人もやっぱりいろんなその利益を受けてるわけ。だから、自分が住んでるところじゃないところに行ってる場合、同じようなことをなる。鎌倉に県外から来ているお客様は、鎌倉にもともと税金払ってないではない。それでも、やっぱりサービスは受けてもらってるわけだから。

橋下氏:ただ、それは国税払って、地方交付税で地方に還元になっているので、外国人観光客にある意味、日本全体をアトラクションと見てもらえれば、入場料的な趣旨でお金を取るっていうのは、僕は賛成だが、高橋氏はどうか。

高橋氏:これは制度として全部の店がやりなさいってわけじゃなくて、やらなくていい店があるなかで、自由に競争して、結果やらない店が外国人に支持されて残るという可能性もあるので、そこは両方の制度をやってみて、顧客に選ばせるっていうのはいいかもしれないなと思う。

橋下氏:やっぱり一極集中を価格で調整するっていう価格の調整機能は重要だと思う。一つの地域でそういう上乗せ価格をやるところがあれば、上乗せ価格をやらないところにもしかすると、外国人観光客が分散で行くかもしれないし。

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