お笑い系事務所「新勢力」で"次に来る"のはどこか 次の売れっ子、実力派芸人を揃える事務所が続々
『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では、「SMA芸人大集合SP」として特集され、以前には『アメトーーク』(テレビ朝日系)でも「ソニー芸人」が放送されている。
「SMAは他事務所から流れてきた芸人が多く、年齢は高いですが力はあります。そして何より連帯感が強い。賞レースで何組かが結果を残し、事務所内が盛り上がり、次々と入賞を果たす芸人が出てきました。それによって事務所自体が注目されるようになり、さらに芸人も士気を高め……とプラスの相乗効果を生み出しています」(前出・芸能ライター、以下同)
事務所自体が注目され、そこから芸人が躍進を遂げていく例はほかでも起きている。まずあげられるのが、『グレープカンパニー』だ。
「グレープカンパニーは、サンドウィッチマンが所属していることで知られるようになった事務所。ほかにも、ラッセンのネタでブレイクした永野、どつき漫才のカミナリ、お見送り芸人しんいちやランジャタイなど、実力派が揃っていることで注目されています。さらに、東京ホテイソンや“わらふぢなるお”、“あぁ~しらき”らが控え、層の厚さが窺えます」
実力派が揃っているという点では、爆笑問題所属の『タイタン』もそれに並ぶ。
「2022年の『M-1グランプリ』でウエストランドが優勝したのは記憶に新しいところ。その年は、同事務所所属のキュウも決勝に残っていました。2か月に1回のペースで事務所ライブをおこなっていて、そこには爆笑問題も出演。ネタに力を入れている事務所だと言え、この先も賞レースでの活躍が見込まれます」
お笑い界の勢力図が変わる可能性も……
小さい事務所は、所属する芸人が少ないぶんしのぎを削る必要性も少なくなる。焦る必要がなくなりダラダラと続けてしまうというマイナス面はあるが、実力を蓄え、己の武器を磨く時間が増えるというプラスの面もある。