動き始めた個人マネー
実に34年ぶりとなる最高値更新に沸く株式市場だが、これはさまざまな追い風を受けた結果だ。
下図を見ていただきたい。これは、株高の主な要因をまとめたもの。まず大きいのは歴史的な円安と、米国の株高といった市場要因だ。さらに中国経済の減速により、中国に集中していたマネーが日本市場にシフトしていることも大きなインパクトとなっている。

そして、貯蓄から投資へのシフトを促すために2014年から始まったNISA(少額投資非課税制度)が、今年1月から年間投資上限額が拡大されたり非課税の期間が無期限になったりするなど拡充されたことで、個人マネーが株式市場に流入した。
東京証券取引所も、市場区分の見直しのほかPBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業に改善を促すなど、海外の投資家から問題視されていた課題に取り組み始めたことで、海外マネーが流入している。
次ページが続きます

