英アスコット競馬場で日英の差を考えた

競馬の聖地には「ボディコン熟女」も!

さて、当日は午前9時半にウォータールー駅に参集する。アスコット行きのホームはすでにそこだけがタイムスリップしたような貴族たちの世界になっている。そこからアスコット駅までは約1時間。どうでもいいことだが、アスコット駅のひとつ手前はサニングデール駅という。日本のファンにとっては懐かしい名前で、思えばあの馬には短距離戦でよくお世話になったなあ。

強引な花売りにダフ屋も!とはいえ、さすがアスコット

駅から競馬場までは徒歩7分。「シルバーリング」席は比較的カジュアルとのことなので、普通にブレザーにネクタイいうトラディショナル・ジャパニーズ・ビジネスマンモードで参上した。ところが、これでは「その場にふさわしい」とは認定されなかったようで、入口手前で呼び止められ、見知らぬ女性から胸に差す一輪挿しを2ポンドで強引に売りつけられてしまった。

その辺はまあ、競馬場につきものの商売と考えればいいのであるが、競馬場に向かう道すがら、日本では見かけなくなって久しいダフ屋さんたちが「券ないか、券買うよ」をやっていたのには軽く驚きましたな。どうか危ない人たちの資金源となりませぬように。

競馬場は午前10時半に開門し、レースのスタートが午後2時半である。その間、6月の好天の下に集いし善男善女は、勝手にシャンパンなどを開けて盛り上がっている。飲み物や軽食はその場でも売っているのだが、よく見ると家からサンドイッチやワインなどを持参しているグループが多い。年に1度のつつましいお楽しみ、というファン層も少なくないようである。

このアスコット競馬場、1711年に当時のアン女王が作らせたというから歴史は軽く300年を超える。英国王室主催というのは伊達ではなくて、開催日は本当に女王陛下がお見えになる。午後2時、陛下が馬車で到着される映像が映し出されると、善男善女が立ち上がって拍手喝采で迎える。椅子の上に立って手を振るお調子者もおりましたなあ。

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