「老けて見える人」の主因と実践するべき解消法 フェイスラインのたるみは加齢だけが原因ではない
――どういう肌変化があると、人は老けて見えるのでしょうか?
目の下の膨らみや額の横ジワ、ほうれい線に深さがあると一気に老けて見えますね。
特に顔の下半分は人の印象を決定づける部分といわれますから、ほうれい線を含めて口元や頬のあたりはしっかりお手入れすべきです。
ちなみに、ほうれい線は皮膚のたるみだけでなく、筋力の低下、骨格によって現れ方が異なります。仰向けに寝てみてあまり目立たないようなら、皮膚のたるみも関係しています。
ヤーマンの「表情筋研究所」では、ほうれい線の主な要因とその改善方法をまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
表情筋トレーニングと合わせて、スキンケアや噛み癖などの日常生活の癖も見直してみると良いでしょう。
顔の筋肉は複雑。表情筋を理解しよう!
――表情筋というのは、顔の筋肉のことですよね。
はい。顔の表情をつくる筋肉を総称して表情筋と呼び、30種類くらいあります。
――たるみなどを改善するには、どの表情筋を鍛えればいいですか?
身体と同じで、表情も複数の筋肉が関わって動きます。そのため、表情筋の1カ所のみをケアするだけでは改善に繋がりません。
さらに頭皮と顔の皮膚はつながっていますから、まずは頭の筋肉を物理的にほぐして柔らかくしたり、肩や鎖骨周りの老廃物をしっかり流しておくことも表情筋ケアの重要なポイントです。
表情筋は、ただ動かせば良いというわけではありません。鍛えたい筋肉と、普段使いすぎているために休ませたい筋肉があります。
顔の筋肉は下半分に集中しています。中でも注目したい表情筋が、大小頬骨筋と咬筋です。たるみに引っ張られる頬の大小頬骨筋は鍛え上げたい筋肉。逆に咬筋はゆるませることでフェイスラインのもたつきをケアすることができます。