英語のリスニングが苦手な人の「3つの理由」 ちまたにあるコンテンツを有意義に使うには
例えばアウトプットの学習としては、以前にご紹介したひとりごとトレーニング、そしてディクテーション、シャドーイング、オーバーラッピングなどがあります。これらのアウトプット学習と組み合わせることで、聞き流しを聞き流しで終わらせずに英会話にしっかりと活かすことができます。
「集中して聞く」ってどういうこと?
3つのポイントをふまえて音声や動画などのコンテンツを選んだら、次は使い方のポイントをお話しします。
まずは、コンテンツの全体を聞いてみましょう。80%以上の英語や意味が理解できれば、「自分に合った動画を視聴できている」と判断してOKです。最初の10個くらいのフレーズがまったくわからない場合は、もう少しかんたんなものに変えてみましょう。
レベルに合っているコンテンツを選んだら、最後まで通して聞きます。一度にすべて聞くのが難しい場合は、何度かに分けても構いません。最後まで聞くことができたら上の図のイメージで、聞くこととアウトプットを繰り返します。
動画を使ってのアウトプットとしておすすめなのが、オーバーラッピングです。英語のフレーズを耳で聞いたら、追いかけるように口に出します。頭の中で読むことはできても、口に出してみるとうまく発音できなかったり、口が動かなかったりすることもあります。実際に言ってみて、お手本通りに発音することができるかどうかを自分で確認してみましょう。
オーバーラッピングができるようになってきたら、音声や動画を停止した状態でテキストを見ながら、しっかりと発音してみましょう。うまくできないと感じたら、もう一度音声・動画で確認をします。「聞く」→「発音する」を繰り返すことで、フレーズが知っているだけのものから「使える」ものへと変わります。
そして使えるようになったフレーズを、今度はひとりごとで使ってみましょう。自分のこととしてつぶやくことができたら、そのフレーズはもうあなたのものです。ひとりごととして使えそうもないものについては、そのフレーズを自分はどんな場面で使えそうかイメージしてみます。
聞き流しのコンテンツは、アウトプットと組み合わせることで、効果的なツールになります。聞き流すだけで身につく、という夢物語は叶いませんが、他のアウトプットと組み合わせることでしっかりと結果に結びつけることができます。
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