上白石萌歌「姉は一番身近な、他にはない存在」 「ネガティブな気持ちに覆われたらもったいない」
人生、ネガティブな気持ちに覆われたらもったいない
── お話を伺っていて、とてもパワフルで前向きな考え方をされると感じたのですが、それは意識的に?
上白石:はい。もともと私は凄くネガティブな方なんです。作品に入る前などは「どうして自分なんだろう」とか、「どうしよう、このプレッシャーを背負いきれない気がする」とか思いがちなんですが、そういう時に母親とか姉がかけてくれる言葉がとてもポジティブでありがたくて。その言葉をきっかけに「せっかく頭はひとつだけなのに、ネガティブな気持ちに覆われたらもったいない」と思い、ポジティブに変換できるよう心がけています。
例えば、その瞬間は凄く苦しかったけれど、振り返れば良い経験だったと感じることはありますよね。生活や人生ってその連続だと思うので、振り返った時にいつかは良く思えるだろうということだけを信じてやっています。
── そんな上白石さんにとって、カッコいい大人はどんな人ですか?
上白石:今パッと浮かんだのは『魔女の宅急便』を書かれた角野栄子さん。ご縁があって何度かお話をさせていただいたことがあるんですが、カラフルな服を着て、カラフルなお家に住んでいる、まさしく魔女みたいな、魔法使いみたいな方なんです。
大人になるって、例えばちゃんと空気を読むとか間違えたことを言わないとか、そういうイメージだったけど、角野さんは子供みたいで、自由な方で。父はよく「ちゃんと遊べよ」と言うんですが、ちゃんと楽しい遊び方を知っている人は素敵です。私もそういう大人になりたいなって思っています。
東京公演/3月8日(金)~31日(日)東京芸術劇場 プレイハウス
新潟、愛知、大阪、福岡、長野公演もあり。
企画製作/株式会社パルコ
HP/リア王 | PARCO STAGE -パルコステージ-
- 文/木村千鶴 写真/内田裕介(タイズブリック)
スタイリング/道端亜未 ヘアメイク/渋沢知美
編集/森本 泉(Web LEON)
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