「軍用地投資」やってみてわかったすごいメリット 節税効果大、収入確実など良いことずくめ!?

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⑤ 管理が容易

マンション投資だと集金・維持・更新など管理が非常に煩雑です。管理会社にそれを委託すると、手数料で実質利回りが大幅に低下します。一方、軍用地は底地なので、購入後は固定資産税の支払い以外の手間はありません。借地料の国との交渉も地主会がわずかな年会費(今回の物件は約800円)で代行してくれます。

⑥ 換金性が高い

マンション投資では、物件を売ろうと思ったがなかなか買い手が付かず、大幅に値引きしてようやく売れた、という苦い体験をよく耳にします。一方、軍用地は人気が高く、数時間から数日であっという間に売買が成約します。

基地返還は大きなリスクか?

このように、良いことずくめという感じの軍用地投資。デメリットはないのでしょうか。

① 基地返還のリスク

いま政府は、沖縄県各地に散らばっている基地などの施設を返還し、嘉手納基地などに集約しようとしています。返還されればただの土地になり、資産価値が下がってしまうリスクがあります。

もっとも、極東情勢が緊迫する中、主要な基地まで返還することは考えられませんし、仮に返還が決まっても実現まで数十年はかかるでしょう。物件を選べば、基地返還のリスクはさほど気にする必要はないでしょう。

② 利回りが低い

マンション投資だと、実質利回りが5%を上回るのが当たり前。それに対し軍用地投資の場合、利回りは2~3%。今回のような優良物件だと、2%を下回ります。

しかし、マンション投資はリスクが大きく、追加投資などで年々利回りが下がっていくのに対し、軍用地投資はほぼノーリスクで、購入後は年々利回りが上がっていきます。この2つを比較するのは不適切で、むしろ同じノーリスクの国債と比べて利回りが高いと見ることもできます。

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