日経平均「史上最高値」更新の裏で進んでいる茶番 「景気回復の実感」なき株価上昇が意味すること

「景気回復の実感」なき株価上昇の意味
日経平均株価が2月22日に史上最高値を更新し、3月に入ってからは4万円台にも突入した。

経済ニュースは異様な盛り上がりを見せている。
「日経平均が、バブル期の最高値を上回った」
「バブルのときとは異なり、今の株価は割高ではない」
などという声が、さまざまなメディアから聞こえてくる。
直近では少し調整局面に入ったようだが、それでも、自分も株高に乗り遅れないように投資を早く始めようと焦る人は多いようだ。
事実、ビジネス書の売り上げランキングを見ると、投資や資産形成の本が飛ぶように売れているのがわかる。
しかし、株価が上昇しているという事実の一方で、多くの人は首を傾げているはずだ。
「バブルのときとは異なり、今の株価は割高ではない」と言われているが、バブルのときよりも今のほうが、日本経済の状態はよいということなのだろうか。
とてもそうは思えない。
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