ガチ中華で人気「白酒」中国の生産地で見た光景 日本でも知名度高まる白酒、どんな製造工程?

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貴州の料理といえば、発酵させたトマトのスープで魚を煮込んだ鍋の酸湯魚や、真っ赤な辣油に浸かった鶏肉が特徴的な貴州式の辣子鶏、ドクダミの根と干し肉の炒めものなどが代表的で、発酵食品を使った料理が多いのが大きな特徴だ。

東京でも貴州料理を味わえる

東京でも貴州料理が食べられるお店が何店舗かあり、ドラマ「孤独のグルメ」にも登場した新小岩の「貴州火鍋」は近年、知名度があがってきた。

御徒町にある「王さん私家菜」は一見、町中華のような雰囲気の中華料理店だが、オーナーの王さんは貴州省出身で、店の壁に辣子鶏などの貴州料理のメニューが並べられている。他にも大塚には「菊下楼」という貴州のライスヌードルが食べられる店や、「東京黔大叔烙鍋酒場」という貴州式の鉄板焼が食べられる店がある。

ガチ中華を提供する店が増えたことにより、白酒を扱う店も増加し、貴州茅台のような高級酒以外の手頃な価格の白酒を飲める店も増えてきた。中国ではなかなか見かけないが、度数が高い白酒をソーダで割ったバイボールを飲める店も出てきている。

白酒を飲んでみたいが、度数が高いお酒は苦手という人にちょうどいい一杯といえるだろう。中国内陸部で知名度的に地味な貴州省ではあるが、白酒も料理も美味しいのでぜひともチャレンジしてみてほしい。

阿生 ライター

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あしょん / Asheng

東京で中華を食べ歩く会社員兼ライター。大学在学中に上海・復旦大学に1年間留学し、ガチ中華にはまる。現在はIT企業に勤める傍ら都内を中心に新しくオープンした中華を食べ歩いている。(X(旧Twitter)公式サイト

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