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仕事をしていると、トラブルが発生したり、交渉が難航したりと、困難に直面することもあります。そんなとき、どう対処したらよいのか。稲盛和夫さんや松下幸之助さん、大谷翔平選手にも影響を与えた中村天風の言葉から、逆境にも負けず目標を達成するためのヒントを探ります。
※本記事は、中村天風が実際に行った講演から現代に合うものをピックアップして紹介した『
またうっかり、自分を後回しにするところだった』より再編集したものです。
他人に振り回されてはもったいない
結果を出す人は、しっかりと自分の目標を見据えているもの。一方で、人との関わりは避けて通ることはできません。
人間的な成長を促す教えとして、多くの経営者などに知られているのが、昭和の哲人・中村天風の哲学です。
「不治の病」を克服し講演をつづけてきた彼の言葉は志を高めるといわれ、自己を成長させるために多くの人が心服しました。
そんな教えの中から、まずは対人関係にまつわる言葉を紹介します。
たとえば、もしあなたが目標に向かう中で理不尽に怒りをぶつける人に出会ったら、この言葉を思い出してください。
“つまんないことで怒るやつは豚よりもまだ下等です。”
一瞬、驚いてしまうような表現ですが、確かに言う通りではないでしょうか。
自分の目標のことを考えれば、話し合いができない相手に対して心を波立たせる必要はありません。
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なかむら てんぷう / Tenpu Nakamura
東京都王子で生まれる。本名は三郎。やんちゃな幼少期を過ごし、20代半ばに日露戦争の軍事スパイとして満州に赴任する。30歳のとき、当時「死病」だった肺結核を発病。「座して死を待つよりも」と欧米の哲学者たちを訪ね歩く。しかし望む答えを得られず、失意の帰路、吐血したカイロのホテルで「ヨガの聖者」カリアッパ師と出会う。そのままヒマラヤの麓まで行き、数年間の指導を受けて病を克服。日本人最初のヨガ直伝者といわれる。帰国後、1919年より講演活動を開始。波乱の半生から得た教えと独特な語り口で、多くの人を勇気づけ魅了する。その教えは「天風哲学」として皇族や政財界の重鎮、海外にまで影響を与えた。1968年逝去、享年92。
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