ソニーホンダがマイクロソフトと組んだ「深い縁」 両社キーマンが明かす「AIで提携」に至った裏側
アプローチはソニー・ホンダから
――このインタビューの直前、急きょ数分だけ、お2人で話す時間が設けられましたね。初対面とのことですが、部屋の外からもわかるぐらいの盛り上がりようでした。
ソニー・ホンダモビリティ 川西泉社長(以下、川西) ははは。ソニーは(事業を)売却してしまったが、ずっとPCをやってきた。そのつながりとかもあって、Windowsなどを展開するマイクロソフトとの付き合いはすごく長い。
マイクロソフト 沼本健CMO(以下、沼本) そうですよね。
――CESで発表された提携に至るまでの経緯を伺いたいのですが、まずどちらからアプローチされたのでしょうか。
川西 こちらからだ。モビリティーに限らず、ずっと(AIを活用した)自然対話みたいなものはやりたいと思っていた。
実は現職の前に、僕はソニーで音声対話のロボットを担当していた。そのときに音声対話のエンジンをどうしようかと考えて、ソニーがR&Dでやっているものや、マイクロソフトも含めいろんな企業がやっているものもあったが、やはり決定打がなかった。


















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