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がん患者になった医師が教える「余命宣告」の意味 体力が低下しつつ、がんが進行したらどうなるのか

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  • 廣橋 猛 永寿総合病院がん診療支援・緩和ケアセンター長、緩和ケア病棟長
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どうしても、以前の元気だった自分と比べると、体力が低下することは避けられません。この体力低下について、患者さんたちには常に話していたにもかかわらず、自分のこととなると過信してしまいました。

がん患者の身体には「体力温存療法」が有効

手術後に限らず、がん治療を進めていくなかで体力が低下してしまう人は少なくありません。ですから、私たちは体力低下を見越して、いろいろとゆとりをもって考えておく必要があります。

ここで私が紹介したいのは、体力を温存、配分する「体力温存療法」という考え方です。 赤ちゃんを思い浮かべてみてください。赤ちゃんは昼寝をいっぱいします。

なぜかというと、赤ちゃんは体力がないので、昼寝をしなければ活動していけないからです。

でも、起きているときはすごく元気ですよね。実は、がん患者さんもこの方法を真似すると1日を快適に過ごせるようになります。

1日中フルで元気に活動する体力がないのなら、赤ちゃんの昼寝と同じように意識して休む時間をとるのです。

体力温存療法は次の通り、簡単です。まず時計を見ます。そして、1日のなかでも、午前中は元気に過ごせているなら、午後に少し休む時間をとるようにします。もちろんその逆で午前少し休んで、午後に動く時間をとるという方法もよいでしょう。

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