元長者番付1位「清原達郎氏」今の相場で勝つ方法 半導体や生成AIはハイリスク、お勧め投資先は…

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清原氏は著書で、今後10年間の日本株を取り巻く環境について、

・日本経済の実質GDP 成長率は良くてゼロ%

・日本の人口は減り続け超高齢社会となる。外国人労働者の数は大きくは増えず労働人口は半永久的に減少が続く

などと厳しい見通しを示している。しかしそうした冴えない日本経済と相場の値動きは切り分けて考える必要があるとも力説する。

「はやりのAIなんかも危ういテーマ」

「日本は沈みゆく国です。だからといって株価が上がらないわけではありません。1980年代後半、日本がバブルに突入したとき、ものすごい高揚感がありました。企業経営者は浮かれて無駄な投資をたくさんしたのです。

今はそれとは逆に『将来が暗い』ために企業経営者は慎重です。これは株式市場にとって素晴らしいことです。無駄な投資もなく自己株買いで株式の需給もますますよくなりそうです。日本の経営者は株主のことを考えるようになりました。

日本の株式相場は急速に上げてきましたので下げる可能性は十分にあります。一番危ないのは半導体製造装置株です。これから何年か業績は上向くかもしれませんが装置ですからねえ。波があるわけですよ。いつかド減益になるのは間違いないでしょう。そうすれば株価は半値になるかもしれません。気を付けてください。

今、はやりのAIなんかも危ないテーマですねえ。私は生成AIとかかなり限定的な使われ方にとどまると思います。半導体をたくさん作って動かせば電力を大量に消費しますからねえ。環境に悪いわけですよ。

メタバースも流行は一瞬でしたでしょ。生成AIとかも騒ぎすぎだと思いますよ。私はグーグルの検索がもうちょっと使いやすくなれば十分ですけど。このように明らかに割高な株やセクターはありますけど、株式市場全体で見るとまだバブルというにはほど遠い状態だと思います」

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