松本城主・松平直政が「月」を見せたかった"相手" 城好き気象キャスターが「風光明媚な城」を厳選

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晴れている日に陸から瀬戸内海を見ると、瑠璃色の海の美しさに心が洗われます。

ただ、船乗りにとっては難しい海だそうです。理由の1つは霧。濃い霧が出ると、20~30メートル先が見えないこともあります。

さらに航海を難しくしているのは、潮の流れです。大小の島がたくさんある瀬戸内海は、地形や潮の満ち引きによって複雑な潮流が生まれます。

複雑な気象を知り尽くした村上海賊

「鳴門の渦潮」もその1つ。昔の船はエンジンがなかったので、今よりずっと航海が難しかったはずです。村上海賊は、海賊といっても略奪をメインとするパイレーツではなく、瀬戸内海の水先案内人として、収入を得ていたそうです。

春の雲海を見るには

時期:春先から梅雨明け(3月から7月)
条件:前日が雨で、翌朝、晴れたときがチャンス!
① 「移流霧」(海霧)の発生=気温が高くなるとき、暖かく湿った南西風が吹くとき
② 「前線霧」の発生=低気圧や前線が九州や四国・中国地方にあるとき
出典:『瀬戸内海の気象と海象』(海洋気象学会発行/2013年)
石垣
石垣に、牡蠣の痕跡が!(『城好き気象予報士とめぐる名城37 天気が変えた戦国・近世の城』より)
愛媛県 今治城(県指定史跡)
愛媛県今治市通町3-1-3
JR予讃線今治駅から、せとうちバスで「今治城前」下車
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