東大生もやってた「英語好きになるゲーム」2選 早期教育では楽しく学ぶことが求められる

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英単語を覚えても、その英単語の特徴を説明できないと、本当に覚えたことにはなりません。

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例えば、先ほどの問題の答えは「虹」なのですが、「rainbow=虹」と習っても、そもそも「虹」というものがどういうものなのかわかっていない状態だと、英語として使うことはできなくなってしまいますよね。

英語の早期教育において課題になってくるのは、英語の語彙力以上に、日本語の語彙力だと言えます。

まだ日本語も十分に学んでいない子供たちは、日本語としてそもそも説明できないものを、英語として無理やり覚えてしまって、コミュニケーションでも試験でも使えなくなってしまうことがあるのです。

そうならないためには、しっかりとその単語の持つ特徴を理解する必要があり、そのためにこの3ヒントクイズは有効だと言えるのです。

実際にクイズにチャレンジ!

さて、では練習してみましょう。この問題の答えはわかりますか?

東大生 英語教育
(画像:本書より引用)

「black and white」で「can’t fly」な「bird」。「鳥なのに飛べない」、というのがヒントですね。

正解は、「ペンギン[penguin]」です。わかりましたか?

このように、1つの言葉を特徴とセットで覚えていくことで、ほかの場所でも使えるような知識になっていきます。

英語を早くから勉強させたいと考える親御さんも多いと思いますが、やはり子供は、楽しくないとなかなか実践できないものです。ぜひ、楽しんで勉強できる工夫を親御さんのほうから準備してあげてみてください!

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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