若者に人気の映えないSNS「BeReal」本当の怖さ 授業中やバイト中でもおかまいなしに撮影

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職場やバイト等の仕事中には、仕事に専念する義務があるうえ、顧客の個人情報や企業秘密などを写してしまうリスクもある。私的利用は絶対に避けるべきであり、問題になるのは当然だろう。今後、バイトテロなどにつながらないことを願いたい。

着替え中に撮影した例まである。更衣室のような撮影禁止場所で撮影、投稿し、判明したら大きな問題になることは間違いないだろう。

スクショ自体を止めることはできない

「学校で制服で撮っている子も多いし、友達が映り込んでいても気にしない子も多い。リアルタイムでいる場所がわかるから、リスクがあると思う」と、その高校生は続ける。

慌てて撮った写真に、個人情報が映り込んでいることは少なくないという。「『友達が見るだけならいい』という子もいるけど、スクショしてインスタに投稿する人もいる」。

スクショされた場合、通知は来るが、スクショ自体を止めることはできない。ましてInstagramなどに投稿された場合、その投稿は不特定多数の目に触れる可能性が出てくる。

BeRealを楽しむことは悪いことではないが、振り回されすぎると疲れるうえ、周囲に迷惑をかけることにもつながる。投稿内容によっては、自分自身に不利益をもたらすこともある。一度流出したものは、デジタルタトゥーになることもある。写真や動画は多くの情報を含む。個人情報や周囲に迷惑をかけるものが映り込んでいないか、確認してから投稿する必要があるだろう。

利用する際には、授業中や仕事中は撮らないことを自分の中でルール化して利用するといいのではないか。また、個人情報や問題があるものが映り込んでいないか確認してから投稿する習慣をつけることで、無用なトラブルが減らせるだろう。ぜひ参考にして利用していただければ幸いだ。

高橋 暁子 成蹊大学客員教授/ITジャーナリスト

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たかはし あきこ / Akiko Takahashi

書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、企業などのコンサルタント、講演、セミナーなどを手がける。 SNSなどのウェブサービスや、情報リテラシー教育などについて詳しい。元小学校教員。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)など著作多数。『あさイチ』 『クローズアップ現代+』などメディア出演多数。公式サイトはこちら
 

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