若者に人気の映えないSNS「BeReal」本当の怖さ 授業中やバイト中でもおかまいなしに撮影

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2分以内に撮影しなければならない縛り、授業中でもバレないようにこっそり撮るゲーム性が楽しいようで、声を出さずにこっそり撮るというのはいいほう。中には、生徒が堂々と授業中に撮り始めたことで先生が怒ったという例も多く聞いている。

通知は絶対であり、彼らにとってこの2分は絶対に守らなければならないものだ。撮るためにバッグの中や机の中を撮影する学生もおり、中には「通知が来たから『先生、トイレ!』って立って、こっそり撮った」という学生までいる。

模試中やバイト中でもおかまいなしに撮影

当然、いつも問題なく撮れるとは限らない。中には、明らかに撮るべきではない時間帯に撮影し、問題になった学生もいる。

「クラスの女子が、模試中にBeRealを撮っていて特別指導になった」と、先程の高校生は眉をひそめる。「別の高校では、テスト中に通知音が鳴っていたという話も聞いた。他人に迷惑をかけているのに平気なのかな」。

バイト中にBeRealの撮影をし、問題になった例も少なくない。ある小売店では、アルバイト従業員が接客中に客の前でスマホで撮影し始めて問題になったそうだ。バックヤードだからと気軽に撮影した中に、名前入りのシフト表が写っていた例もあるという。

雪山でスキーをしている写真
シャッターを押す前の動画が撮れる「BTS」機能により、投稿が完成するまでを動画として撮影できる(画像:Instagram公式アカウントより)
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