マツダ「ロードスター」2.0Lモデル発表の真相 市販予定はあるのか、なぜ1.5Lじゃないのか?
そして、なにより通常モデルと大きく異なるのが、フロントフード下に搭載されるエンジンで、日本国内向けのソフトトップモデルにはラインナップされていない、1997ccの排気量を持つものが搭載されているというのだ。
ソフトトップモデルに2.0Lエンジンの組み合わせは、デビュー当初から海外仕様で一部存在しており、国内外で導入を求める声も決して少なくなかったのだが、マツダはその声に対して「ロードスター(ソフトトップモデル)には1.5Lエンジンがベストバランスで、人馬一体の走りが楽しめる最高の組み合わせ」と、ことあるごとに回答し、日本への2.0Lソフトトップモデルの導入を否定し続けてきた。
しかし、来年で現行型ロードスター生誕10周年を迎えるこのタイミングで、否定し続けてきた2.0Lのソフトトップモデルを発表したマツダ。果たしてどういう意図があるのか、1.5Lモデルがベストというのは過去の話になってしまったのか、話を聞いてみた。
マツダが2.0Lエンジン搭載モデルを展示した理由
このコンセプトカーについて、マツダはソフトトップ×1.5Lエンジンの組み合わせがベストという考えを改めたのか、単刀直入に投げかけてみると、決してそんなことはなく、いまだにロードスターらしい走りを楽しむには1.5Lエンジンのソフトトップモデルが最良という考えは変わっていないという。
では、なぜここにきてソフトトップの2.0Lモデルを発表したのか。その理由として、このモデルはあくまで「MAZDA SPIRIT RACING」ブランドからリリースされる車両であることがキーワードになる。
MAZDA SPIRIT RACINGは、マツダのサブブランドとして今後育てていきたいとのことで、このブランドからリリースされるモデルはサーキット走行も視野に入れた「速さ」と「質感」にこだわる車両になるという。
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