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「X」の投稿データを"お金"に換える企業たち 旧ツイッターのポストを商品開発や採用に活用

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ネット投稿は宝の山?

生成AIによる企画案のイメージ
トレンドエクスプローラーの生成AIによる企画案のイメージ

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ビッグデータ外販ビジネスは、自社が保有する情報を原資にしたモデルだけではない。外部からデータを仕入れ、それを商品に加工して売るケースもある。

磨けばお金になる情報の代表例がX(旧ツイッター)のポストだ。NTTデータは、X社と契約して日本語の全投稿データを取得。これを分析して流行の予測に役立てるサービス「トレンドエクスプローラー」を1月に始めた。5年で計100億円の売り上げを目標に掲げている。

仕組みはこうだ。一定の人数がポストするなど、「トレンドの芽」になりうると判定されたワードを自動で登録。現時点で約2000万件に上り、それらの投稿状況をシステムが常時監視する。食や旅行、美容など約30カテゴリーに分け、ポスト量が伸びた旬な話題を抽出。流行の兆しをいち早く可視化するわけだ。

フェーズ判定や未来予測もできる

さらに話題の背景や、投稿者の属性も示す。例えば「夜パフェ」。ポストの文脈を解析すると、飲酒後の締めにパフェを食べる習慣が広がり、写真映えを狙う人が多いとわかった。商品開発や売り出し方のヒントになるだろう。流行のピークは今なのか、これからも伸びるのか、というフェーズ判定や未来予測もできる。

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