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ビッグデータの外部販売ビジネスは儲かるのか LINEヤフー、JR東、NTT、三井住友カード……

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ITの進歩で、大企業の中に眠っていた資産が日の目を見ている。

ゴディバの店舗外観
ゴディバはAI需要予測を用いて発注作業の自動化に挑む

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データは金になる――。長い間そう言われてきたが、試行錯誤の末、ようやくビジネスが開花し始めた。
『週刊東洋経済』2月10日号の第1特集は「データ錬金術」。情報を金に換えるノウハウを先達から学ぼう。
『週刊東洋経済 2024年2/10特大号(データ錬金術)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

「情報は21世紀の石油」といわれて久しい。通信や鉄道、クレジットカード……。各業界のトップランナーは事業を通じて蓄積されたビッグデータを持つ。そんな「お宝」を外部へ提供、ビジネスに換え始めた5社に迫る。

ソフトバンク
予測精度は驚異の9割 小売り飲食の効率改善

営業時間を過ぎ、客席の照明を落とした薄暗い店内。唯一、明かりがついたままのキッチンで、冷蔵庫を開け閉めして食材の残量を確認しながら、店長が難しい顔で紙に数字を書き込んでいく──。飲食店で少しでも働いた経験がある人なら、ピンとくるだろう。これは日常的な発注業務の風景だ。

その責任は重大。需要に対して少なすぎれば機会損失になるし、逆に多すぎれば不良在庫を抱える羽目になるからだ。業績に直結する大切な仕事だが、最終的な判断は現場の勘と経験に頼るところが大きい。そんな現状に待ったをかけるのは、ソフトバンクが運営する小売りや飲食業向けのAI需要予測サービス「サキミル」だ。

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