第1回コンペには1658人が参加した。

岡田拓郎氏。デジタル庁職員や金融コンサルのスタートアップ経営者の顔も持つ
データは金になる――。長い間そう言われてきたが、試行錯誤の末、ようやくビジネスが開花し始めた。
『週刊東洋経済』2月10日号の第1特集は「データ錬金術」。情報を金に換えるノウハウを先達から学ぼう。

『週刊東洋経済 2024年2/10特大号(データ錬金術)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら
「データを使えない事業者はこれから生き残りが難しくなります。金融業界の発展にデータ活用は不可欠です」
1月18日夜、前金融庁長官の中島淳一氏は、オンライン上に集まった約300人の前で熱弁を振るった。主に金融関連企業で働く人を対象にしたAI(人工知能)活用コンペの開会イベントでの一幕だ。
このコンペは、金融関連企業の業界団体「金融データ活用推進協会」が開催したもの。金融に関する情報の解析能力を競うもので、示された課題は大量の架空企業のデータを分析しローンの返済可不可を予測するAIの製作だった。開催は2回目で、昨年の第1回は他業種や学生も含めて計1658人が挑戦した。
盛況の背景には業界全体の危機感
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら