新しい手口が続々と登場している。
![パソコンとスマートフォンの上に置かれた南京錠](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/b/4/1140/img_b445087b304a5a27be5559e076368126409053.jpg)
(写真:artswai / PIXTA)
データは金になる――。長い間そう言われてきたが、試行錯誤の末、ようやくビジネスが開花し始めた。
『週刊東洋経済』2月10日号の第1特集は「データ錬金術」。情報を金に換えるノウハウを先達から学ぼう。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/4/1140/img_c4575a4a01107efbbc1952b226564d9f107306.jpg)
『週刊東洋経済 2024年2/10特大号(データ錬金術)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら
インターネットバンキングによる不正送金の被害額が過去最高に上るなど、ネット詐欺の被害はとどまるところを知らない。ネット犯罪などに詳しいITジャーナリストの三上洋氏に、最近の手口と対策について聞いた。
銀行を中心に、一定時間ごとに発行され、一度きりしか使えないパスワードである「ワンタイムパスワード」を導入するなど、さまざまな対策をとっているが、いたちごっこなのが現実だ。
というのも新たな手口が次々に登場しているからだ。最近では、海外で流行していた「SIMスワップ」が、ついに日本にも上陸した。これは携帯電話のSIMを乗っ取った後に、そのSIMで受信できるショートメッセージなどを使って2段階認証を突破するというものだ。
防ぐことは容易ではない
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