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拡大する「ネット詐欺被害」最近の手口と対策 ネットバンキングの不正送金被害額は過去最高

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新しい手口が続々と登場している。

パソコンとスマートフォンの上に置かれた南京錠
(写真:artswai / PIXTA)

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インターネットバンキングによる不正送金の被害額が過去最高に上るなど、ネット詐欺の被害はとどまるところを知らない。ネット犯罪などに詳しいITジャーナリストの三上洋氏に、最近の手口と対策について聞いた。

 

銀行を中心に、一定時間ごとに発行され、一度きりしか使えないパスワードである「ワンタイムパスワード」を導入するなど、さまざまな対策をとっているが、いたちごっこなのが現実だ。

というのも新たな手口が次々に登場しているからだ。最近では、海外で流行していた「SIMスワップ」が、ついに日本にも上陸した。これは携帯電話のSIMを乗っ取った後に、そのSIMで受信できるショートメッセージなどを使って2段階認証を突破するというものだ。

防ぐことは容易ではない

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