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ネット広告のプロが語るクッキー規制下のマーケ グーグルがサードパーティークッキーを廃止

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企業のマーケティング戦略にどう影響するか。

オプト執行役員 岩本智裕氏
岩本智裕(いわもと・ともひろ)/オプト執行役員。九州大学大学院システム情報科学府修了。シーエー・モバイルなどを経て、2015年オプト入社。23年1月から現職(撮影:今井康一)

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世界で規制が進む「Cookie(クッキー。ブラウザーに保存されるウェブサイトの閲覧履歴)」。2024年には、米グーグルが広告配信に使われるサードパーティークッキーを廃止する。一連の動向が企業のマーケティングにもたらす影響について、ネット広告代理の老舗であるオプトの執行役員、岩本智裕氏に聞いた。

 

──今年、グーグルがサードパーティークッキーを廃止します。

これまで、サードパーティークッキーはターゲティングや広告効果の計測・分析などに生かされてきた。それをグーグルが廃止することにより、自社サイトを訪問したユーザーを、別のサイトの広告枠まで“追いかける”ことで再訪を促す「リターゲティング広告」などの手段が取れなくなる。また、広告を配信した結果が見えにくくなれば、広告の運用に悪影響が出るだろう。

代理店の努力でこなせるものではない

──すでにアップルなど、ブラウザー各社はクッキー規制を進めてきました。これまでも脱クッキーの悪影響は出ていましたか。

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