スマホアプリで1週間、挑戦した。

(写真:ma_bo / PIXTA)
データは金になる――。長い間そう言われてきたが、試行錯誤の末、ようやくビジネスが開花し始めた。
『週刊東洋経済』2月10日号の第1特集は「データ錬金術」。情報を金に換えるノウハウを先達から学ぼう。

『週刊東洋経済 2024年2/10特大号(データ錬金術)[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら
妻子へのクリスマスプレゼントに年末年始の帰省……。何かと出費のかさむ季節を経て、私の懐は寒い。小遣いの足しになればと、スマートフォンのアプリを用いた個人情報の売却に挑戦。1週間取り組んだ末、突きつけられたのは、「自分は無価値」という悲しい現実だった。
最初に試したのは情報銀行だ。自分のさまざまなデータを預けると、企業からオファーが届き、応じれば換金可能なポイントをもらえる。年収や毎月の支出上位3項目、子どもの人数、自宅の間取りなど、65項目にわたる質問で私の生活環境は丸裸にされた。
さらに本人確認のため、運転免許証の写真を送信。準備万全、あとは私の情報を欲しがる企業を待つだけだ。
届いたオファーは1件のみ
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