"SNS売れ"するコスメに学ぶヒットのメカニズム 「バズったのに売れない」商品にしないために

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SNSでコスメを紹介する動画を発信する女性
「バズコスメ」が売れる法則を分析すると、効果的なSNSマーケティングのヒントが見えてきます(写真:yosan / PIXTA)
InstagramやTikTokなどのSNSで話題になり、その後も継続して売れ続けているコスメ(化粧品)があります。総フォロワー数575万人超のSNS美容メディア「MimiTV」で事業責任者を務める中谷友里さんは、このような「バズコスメ」を徹底的に分析。「SNS売れ」の仕組みを明らかにしています。
中谷さんの著書『バズコスメ300点を徹底分析してわかった 美容×SNSマーケティング 「売れ」の法則』から「バズコスメ」とは何かを紹介し、どのようにトレンドが変遷してきたかを振り返ります。

そもそも「バズコスメ」とは?

SNSを見る人、発信する人が増えたことで、今や「バズる」という言葉は当たり前のように使われています。

そもそも「バズ(buzz)」とは、うわさ話やざわめきを意味する言葉です。それを動詞化したのが「バズる」という言葉で、「SNSを含むインターネット上で話題となり、多数の人から注目を集めている状態」を指します。

日々たくさんの新商品が生まれている中で、商品に関する1つの投稿が〇万リポスト(リツイート)されるなどして拡散されることは珍しくありません。しかし、そこで「〇万リポストされたから、すぐ売上につながるはず」「バズコスメだ!」ということになるのでしょうか。

「バズったのに売れない」、そんなケースが後を絶たない現在、「SNS売れ」の裏にどのような仕掛けや仕組み、あるいは法則があるのか、少し立ち止まって考えるべきではないでしょうか。

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