実写化に賛否【推しの子】案外期待できそうな訳 グローバルプラットフォームと組む大きな利点

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
【推しの子】
実写版【推しの子】に、SNSでは賛否両論(写真:公式サイトより引用)

社会現象的ヒットを巻き起こした漫画『【推しの子】』の実写化が発表された。すでに実写版キャストビジュアルへの賛否などのさまざまなニュースがあふれ、SNSも盛り上がっている。

一方、今回の大きなポイントになるのは、グローバルプラットフォームであるアマゾンのプライム・ビデオによる実写ドラマ化であり、東映による映画化も連動したプロジェクトになる点だろう。

グローバルプラットフォーム手掛けるドラマ化

ここ数年は人気漫画を原作にした実写化トピックは、東宝やワーナー映画(日本)による映画化が多かった。しかし、最近ではNetflixによる『ONE PIECE』や『幽☆遊☆白書』、ディズニープラスによる『ガンニバル』や『七夕の国』のようにグローバルプラットフォームによるドラマ化という流れに変わってきている。

その背景にあるのは、権利者側の意識が世界市場へ移っていることだ。原作者が海外発信を望むのであれば、世界を市場にするグローバルプラットフォームとの契約は、ワンストップで世界中にアプローチでき、配信までのスピードも早い。さらに、市場規模が大きいぶん、制作予算も潤沢になり、かけられる予算が大きくなれば作品クオリティも上がる。

そして、映画ではなくドラマ化であることも重要な点だ。プラットフォーム側は話数ぶんの視聴をユーザーに促すことができ、原作者側はもともと長い作品を無理やり短縮するような改編がなく、作品化しやすい。そのため双方にメリットがあるのだ。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事