ビットコインが危機から何度も復活する理由 アメリカでビットコイン現物ETFの上場承認

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ビットコインは、特に新興国において、公共の金融インフラとしての役割も果たしています。世界ではいまだに銀行口座を持てない人が数多くいます。ビットコインはスマートフォンとインターネット環境があれば誰でも簡単に取引できます。出稼ぎ労働者にとってはビットコインを使って安く素早く仕送りすることもできます。ちなみに、エルサルバドルでは金融包摂を最大の目的に掲げ、世界で初めてビットコインを法定通貨として認可しました。 

(画像:『暗号資産をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)より)

デジタルゴールドとしてのビットコイン

暗号資産をやさしく教えてくれる本
『暗号資産をやさしく教えてくれる本』(あさ出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ビットコインはリスク資産として見られていますが、各国地域の情勢が悪化する局面では金のように逃避資産としての需要が高まる傾向にあります。

このようなデジタルゴールドとしての見方は最近になって強まっており、いずれはビットコインが金の時価総額を奪う形で成長するだろうという予想もあります。

暗号資産、ビットコインは、これからますます取引が拡大していくことが考えられます。次に期待される上昇トレンドに乗り遅れないためにも、暗号資産について正しい知識を学び、誤った思い込みを取り除いたうえで、まずは少額からビットコイン投資を始めると理解が深まるでしょう。

松嶋 真倫 マネックス証券 暗号資産アナリスト

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まつしま・まさみち

大阪大学経済学部卒業。都市銀行退職後にスタートアップ企業で暗号資産・ブロックチェーンの業界調査に従事。2018年12月にマネックスグループ入社。21年3月から現職。

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