「さぶちゃん」は2017年11月をもって半世紀以上の歴史に幕を下ろした。
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そして、今年1月26日をもって「たいよう軒」が閉店となった。
「たいよう軒」は神保町の交差点からは少し離れた九段下寄りにあるお店で、「さぶちゃん」「伊峡」「成光」の「御三家」に比べると少しツウなお店として知られていたが、「四天王」として長くその名が語られてきた。
閉店のニュースを聞き、筆者も慌てて最後の「たいよう軒」に足を運んだ。
四天王の中で、いちばんのラーメン
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「たいよう軒」はなんといってもラーメンがとびきり美味しい。
筆者個人的には四天王の中でいちばんラーメンが美味しいのはこの「たいよう軒」だと思う。ラーメンはこの令和の時代でも500円だった。
寸胴には大きなチャーシューの塊肉が入っていて、スープと一緒に煮込んでいる。骨だけではなく肉の旨味もじんわりと感じる醤油スープ。
ここに合わせるのが、上野にある老舗・タチバナ製麺所の細ちぢれ麺。細めながらモチッとした食感で、麺量もあり、食べ応えバツグンだ。
そして特筆すべきはチャーシュー。分厚くてとても柔らかく、一口食べただけでお店の自慢の逸品だとわかる。お腹が空いているときは迷わずチャーシューメンだった。
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