南仏のマクドナルドを「不法占拠」した彼の"望み" 貧困・治安悪化の街の騒動がフランスで話題に

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“M”のマークを生かして「ラプレ・モンド・ポッシブル」と書かれた看板。「(なにごとも)可能な世界のその先」を彼らは目指している(写真:ラプレ・エム提供)
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フランス南部、地中海を望む港湾都市として栄えてきたマルセイユの北部に、サン・バルテレミという地区がある。ここの貧困率は35%。日々の食品や日用品を買うことすら難しい生活者が多い。

フランスで話題のファストフード

この困窮を極めるエリアに、2022年12月にオープンしたある店が今、フランスの全国版ニュースでも取り上げられるほど話題を集めている。その店の名は「ラプレ・エム(L’Après M)」。

意味は「Mのその後」。ちょっと変わった名前だ。

ラプレ・エム
ラプレ・エムの店舗前(写真:ラプレ・エム提供)
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