今後は「レストランを改装して、より多くの文化イベントを開催できるスペースにしたい。地球環境にも配慮した農法などで育てられた食材を使って、健康的な食生活を促進したい」(カメルさん)とのこと。
「とにかく空っぽの冷蔵庫を満たして、子どもたちのお腹をいっぱいにして学校で学べるようにしたい。いつも空腹では学ぶ意欲もなくなります」
もう次のステップに移っている
最後に「この事業に関して、マクドナルド本社から何らかの反応はあったのか?」と聞いてみると、「ページはめくられた」という答えが返ってきた。それは「もう次のステップに移っている」という意味のフランス特有の言い回しだ。
かつて世界的巨大企業と闘った。だがそれはもはや敵ではない。彼が闘う相手はさらに大きなものになっている。たとえば「貧困」や「格差」、さらには「人々の自己中心的な心」などだ。
カメルさんを中心にして貧困地域でつづられる「Mのその後」のストーリーは、始まったばかり。「その後のその後」や「その後のその後のその後」にどんな展開が待っているのか楽しみでならない。
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