また、売店でラムネやジュースなど飲み物がよく売れるように、あえて甘い物を売らず、おかきやせんべい、酢昆布やスルメなどしょっぱいものを重点的に売りました。「飲み物を売りたいならば、客の喉がよく乾くように仕向ければよい」という発想です。
お笑い帝国を築き上げることに
よくもこれだけ、アイデアが出るなあ、と感心してしまいますが、せいが芸事に興味がなかったことが、プラスに働きました。「客がウケるかどうか」とは全く違う「売り上げにどうつなげることができるか」について、常に頭をフル回転させることができたのです。
こうして、働かない夫を働かせるために始めた寄席ビジネスが、お笑い帝国「吉本興業」へと拡大していくことになるのですから、人生というのはわからないものですよね。
せいのように、「やりたいこと」よりも「やれること」を徹底することで、人生の道がひらける場合もあるのです。
・相手には期待せずに、自分のやれることを考えよう
・サポート役に徹することで、むしろ主導権を握れることも
・どんな悪条件も、アイデア次第で逆手にとれる
