日産自動車と三菱自動車が軽自動車で合弁設立、2社でシェア20%を目指す

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日産自動車と三菱自動車が軽自動車で合弁設立、2社でシェア20%を目指す

日産自動車と三菱自動車は20日、軽自動車に関する合弁企業の概要を発表した。合弁会社の社名は「NMKV」。設立は6月1日付け。日産自動車と三菱自動車が50%ずつ折半出資する。最高経営責任者(CEO)には日産出身の遠藤淳一氏(写真左)、最高執行責任者(COO)には三菱出身の栗原信一氏(右)が就任する。なお、NMKVはNissan Mitsubishi Kei Vehicleの略称だ。

合弁設立を決めたのは10年12月。その際に発表されたとおり、三菱自動車が軽自動車の設計や生産を、日産が部品調達を主に担当するなど、それぞれの強みを生かした自動車づくりをする。三菱から日産に供給しているeKワゴン(日産名オッティ)の新モデルを共同開発する。

両社の業務提携は5年以上前にさかのぼる。eKワゴンは三菱が01年10月に発表、05年1月から日産にOEM供給を開始し、06年9月にフルモデルチェンジをした。NMKVで13年に発売予定の新型eKワゴンはその3代目に当たり、新型プラットフォームとエンジンを採用、燃費は1リッター当たり30キロメートル以上を目指す。

2010年度の軽自動車の総国内販売台数は162万8788台。このうち、ダイハツが56万8431台、スズキが52万0731と2社で6割以上を占める。一方で日産は14万1487台、三菱が10万4179台と、両社合わせて15%の低シェアにあえいでいた。2社の合弁で軽自動車事業を立ち上げることで、商品開発力を強化し、シェアを20%まで引き上げる計画だ。

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