たくさん貯金したいなら、この「常識」を知れ

ボーナスが残らない人に共通する特性

確定拠出年金(かくていきょしゅつねんきん)は、401k(よんまるいちけい)やDC(ディーシー)とも言われている年金制度です。会社や国にお任せではなく、自分で積み立てたり、運用して老後のおカネを準備したりします。掛け金と、利益が非課税になります。会社で導入していない会社員はひと月2万3000円まで、国民年金加入の自営業者は6万8000円まで掛け金を積み立てることができます。

普通に貯金や投資をしても、そのおカネは所得から差し引いてもらえませんが、確定拠出年金の掛け金は、上限まで所得から差し引くことができるという大きなメリットがあります。

仮に、会社員が毎月2万3000円掛け金を払ったら、所得税、住民税合わせて約8万円の節税になります。自営業者が6万8000円掛け金を払ったら、約24万円の節税になります(課税所得330万~695万円の場合)。退職までの長い間、節税できて、運用益も非課税。さらに、一時金で受け取るときは退職金と同じ扱いで、年金で受け取るときも公的年金と同じ扱いになり、税金が優遇されます。

また、自営業者は、将来受け取るおカネが掛け金に応じて最初から決まっている「国民年金基金」という制度もあり、確定拠出年金の掛け金と合わせて合計ひと月6万8000円まで積み立てができます。

いずれも、受け取りは60歳以降。それまでは絶対に下ろせないので、確実に老後のおカネが貯まるという大きなメリットがあります。

国民年金は、厚生年金の約3分の1

大卒で入社8年目の30歳が、自分が還暦を迎えることを想像すると、30年はとても長く感じるでしょう。ところが、女性の2人にひとり、男性の4人にひとりは90歳以上まで長生きするのが、今の日本です。還暦を迎えたその後も30年。思っている以上に老後は長いのです。

その老後の支えになるのは年金ですが、今の平均受給額はどれくらいでしょうか?月額にすると厚生年金の男性が16万円、女性が10万円。国民年金は同5万円です。

厚生年金のカップルなら26万円。これに、企業年金や確定拠出年金、さらに退職金があれば、それほど老後は困らないかもしれません。

ところが、シングルで老後を迎える人や、国民年金のカップルは、年金プラスアルファの年金を自分で始める必要があります。誰も教えてくれません。

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