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ミスミG、AI部品調達の「革命児」が教育現場で活躍 大学・高専の3割使用、AIが部品設計の「先生」に

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一方、部品を注文しない「練習」目的での利用が広がっても、利益は1円も生み出さない。にもかかわらず、なぜミスミGはメビーでの人材教育を容認し、さらに支援しようとするのか。同社の吉田光伸・常務執行役員は、その狙いをこう説明する。

ミスミGの吉田光伸常務。メビーを立ち上げから指揮してきた(記者撮影)

「製造業がより強い産業になってほしい、という思いが一番だ。ミスミGはFAなど、ものづくりの現場がお客さま。創造的な仕事をできる技術者が増え、業界が活気づけば、結果的に自分たちにもメリットがある」

「現場では技術者の高齢化が進み、教えられる人が少なくなっている。学校でも、教員がノウハウを持っているとは限らない。メビーで未来の担い手が育てられるのであれば、ぜひ役立ててほしい。学生のうちからサービスに親しんでもらえば、彼らは企業へ就職した後の潜在的な顧客にもなりうる」

ミスミGが「人材育成のインフラ」を兼ねる日

度重なるアップデートを経て、洗練されたメビーの操作性は、直感的で使いやすいと評判だ。24時間どこでも設計の練度を高められるツールとして、教育面での活躍は今後も見込まれるだろう。

「製造業のインフラ」を自認するミスミGが、「ものづくり人材育成のインフラ」を兼ねる日も近いのかもしれない。

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