「あさイチ」性暴力被害特集に危うさを感じたワケ 旧ジャニーズ騒動に影響されすぎていないか
6日朝に放送された「あさイチ」(NHK総合)の内容が話題です。実際に見て、驚いた人も多かったのではないでしょうか。放送中から放送後にかけてネット上には、怒りや悲しみ、不安や共感などのさまざまな反応が書き込まれました。
テーマは「みんなで考えたい 男性が受ける性暴力」
この日のテーマは、「みんなで考えたい 男性が受ける性暴力」。旧ジャニーズ事務所の創業者による性加害騒動を受けたものであり、冒頭から同番組らしい真摯な制作姿勢がうかがえました。
まず鈴木奈穂子アナが「多くの未成年者が被害に遭う中でメディアとしての役割を十分に果たしていなかったと自省しています」などNHKのコメントを紹介。続いて池間昌人アナが「私たち『あさイチ』は、こうしたことの背景には性暴力への認識不足があったと考えています。そこであらゆる性別、あらゆる人に起こりうる性暴力被害について、これ以上被害を見過ごさないためにどうすればいいのか。2週続けて考えていきます」と語りました。
さらに鈴木アナは、「ぜひご自身のペースでご覧ください。もし途中で気持ちがつらくなってしまったら、ぜひ視聴をやめてあとから『NHKプラス』でご覧いただくこともできます」と語りかけ、「このあと性暴力被害について詳細な証言があります あらかじめご留意ください」のテロップも表示。自らの非を認め、被害者の心情に寄り添い、恒例の“朝ドラ受け”も行わないなど、「さすが『あさイチ』は信頼できる」と思わせるスタートでした。
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